あなたの憧れる髪の毛とは?
シャンプーのCMに出てくるような風になびく髪??
少しカールがかった柔らかい髪??
ハリウッド女優のようなゴージャスな髪??
私は最近、10代女子の若々しいつやつやヘアに憧れます。
想像してみた憧れの髪は人それぞれだと思いますが、そこには大切な共通点があると思うのです。
その想像の髪は、
「ツヤがあり、ハリがあり、健康的な髪の毛」ではありませんでしたか?
さて、今憧れのヘアを想像したあとに、自分の髪の毛という現実と比べてみましょう。
がっかりとしてしまう人もいるのではないでしょうか?
「パサパサ、切れ毛だらけ」
「年をとってきたし…」
「生まれながらの髪質だからしょうがない」
「モデルみたいにケアにお金をかけられる訳じゃないんだから。」
こんな風に思ってしまいましたか?
美女と普通の女では髪質さえも違うのでしょうか?
綺麗な髪を手に入れるためには、大金をかけないといけないのでしょうか?
年齢的に諦めなくてはいけないのでしょうか?
いえいえ、そんなことありません。
美髪に必要なのは「お金」ではなく、「トレーニング」
日々のちょっとした習慣を気を付けてあげれば、手に入れることができると証明してくださった方がおります。
「髪トレ もうケアはいらない 美髪の法則」の著者
余慶尚美さん。
50代だということですが、年齢を感じさせないとても美しい髪の毛をお持ちの方です。
若い女性が教えてくれるヘアケア術も素晴らしいですが、
歳を重ねても美髪をキープしている方が今まで何をしてきたのか、とても気になりませんか?
さぞ、大金をかけたケアをしてきたんだろうと、推測してしまいますよね。
確かに著書のなかで、少し贅沢なヘアケアアイテムを紹介しているページもありますが、
あくまで、サポーターのような役割。
余慶さんは、今生えている髪のケアだけではなく、これから生えてくる髪を健やかに育てるために、髪を鍛えよう、という考えのもと、髪だけでなく食事や血流にまでも着目し気遣い、美髪をキープしてきたのです。
「髪を鍛える」
なんて、初めて聞きますよね。
なんだか、髪の毛一本一本が相棒のように聞こえてくる、
余慶さん独自のユニークな表現です。
体や筋肉は「鍛える」と使いますが、「髪」。
どういうことなのかというと、
筋肉をトレーニングするのと同じように、髪の毛だってケア頼りでなく、健康的な髪の毛が生えてこられる状態になるように、トレーニングすることで美髪が生えてくるベースを整える、それが「髪を鍛える」ということ。
肩が痛い…腰が痛い…ってマッサージ店に通うんじゃなくて、ちゃんと筋トレして体を鍛えようぜ、
マッサージは一瞬しか効果がないけど、そのたるんだ体を鍛えれば、健康的な体が手に入るよの髪バージョンです。
◇健康的な身体であるための、食習慣
◇髪にダメージを与えないための正しいケアの習慣
◇全身の血の巡りをよくするためのエクササイズやマッサージの習慣
これを気を付けることによって、結果的に髪の毛の美しさにもつながる、
余慶さんが美髪を維持するために行っている習慣がつまった一冊となっています。
はい。そこの速効性を求めているあなた。
食習慣…エクササイズ…日々の努力…めんどくさい…って思いませんでしたか?
そうですよね。新しいことを毎日続ける、あれもこれも取り入れる…というのは、つらいものです。
でも、美って結局は積み重ねなんです。
今日は、美しい髪の毛を目指すための第一歩、
色々な髪トレのなかから一番取り入れやすいことをまずひとつ。
まずはあなたの意識を髪の毛に意識を向けるところからスタートです。
今日のミッションは、「髪をとかす」
これって毎日やっていますよね?
だから、やり方をちょっといつもより気遣うくらい楽勝なはず。
ひとつだけやってみる。まずはそこからスタートです。
髪によいブラッシング習慣を取り入れて、美髪を手に入れる習慣を始めてみましょう!
あなたがやることは、とりあえず家にあるヘアブラシを用意すること。
そして、1日に4~5回髪を梳かすこと。
タイミングは、
朝起きたら、日中の化粧直しのついでに1~2度、シャンプーの前、ドライヤーで完全に髪を乾かしたあと。
ブラシで毛先を優しくほぐし、続いて丁寧に全体をブラッシングしていきましょう。
とりあえずこれだけ。
何も新鮮なことがなくて、がっかりしましたか?
でも、1日4~5回ブラッシングをしているっていう人、そんなにたくさんはいないのではないでしょうか?
「出来ているわ!つまらないわ!」っていう人はこの先を読む必要はありません。
別記事をお楽しみください。
さて、では1日に何度もブラッシングをする目的とは?
「髪トレ」ではこのように書かれています。
髪をとかすという行為は、実はそれだけで頭皮のトレーニングになる大事な髪トレです。
ブラッシングには
頭皮を刺激して血流を改善させるマッサージ効果、
髪全体に毛穴から出ている皮脂をまんべんなく行き渡らせるトリートメント効果、
頭皮と髪の汚れをとるクレンジング効果、
キューティクルを閉じて艶アップ、
カラーリングの持ちをよくする、
といった実にさまざまな効果があります。P.72
ブラッシングひとつでも、
頭皮にも髪にも良い効果があるのです。
お金をかけずにできるのだから、やって損はなし!!
今髪を梳かしているのは、どんな目的でやっているのか、それを意識することも大切。
今までは何気なく、なんとなくブラッシングしていたけど、
これからはただ髪を梳かすだけ、ではなく
「ちょっと頭皮をマッサージしよう」
「優しくブラッシングして、キューティクルを整えよう」
と意識するようになるだけで、自分の手の動きって自然に変わってくるのではないかなと思います。
実は私は手櫛で済ませてしまうことが多いくらい、ブラッシングというものの重要性がわかっていなかった人間なので、
このブラッシング習慣を取り入れてよかったことが3つあります。
①ひどい絡まりがなくなった。サラサラヘアゲット
頻度にブラッシングをしないので、髪をとかすタイミングのときは、いつも絡まりまくり。
さらに急いでブラッシングするから、
「ブチブチブチッ」
と髪抜けまくるのは当たり前。
ですが、ブラッシングする回数が増えたことによって、絡まりが減り、櫛が引っ掛かりにくくなりました。
すごく当たり前のことなんだけど、
今までなんて自分の髪の毛にひどい扱いをしていたんだろうか…。
②ブラッシングって気持ちがよい
私は2種類のブラシを使い分けています。
一本は濡れた髪やスタイリング用。
もう一本は頭皮ケア用のブラシ。
この頭皮ケアブラシ、昔買ったはいいものの、使いどきがわからず、ずっと引き出しにしまわれていたのですが、
この本を読み、存在を思いだし、使ってみたら頭皮ケア用ブラシってめちゃめちゃ気持ちがよい。
鏡を見たときに、少し自分がボロッとしてきたタイミングで使うと、なんだかスッキリ。
クセになるので、自然とブラッシングをする回数が増えます。
参考までに
私が使っているブラシはこちら。
無印良品の頭皮ブラシは、今は私が使っているのは販売終了しているみたいですね。
今は、違うデザインのものが販売されているようです。
価格がお手頃なので、頭皮ブラシって本当に気持ちいいのか?と疑っている方は使ってみてはいかがでしょうか。
もう一本のブラシは、美容師をしている知り合いが愛用していたVeSSのブラシです。
一度、薬局やホームセンターに売っていたブラシを購入してみたのですが、こちらの使い心地にはかなわず、探してみたら楽天で売ってました!
巻き付けながらドライヤーを乾かすのが非常にやりやすい。
ブラッシングの習慣がついたら、ブラシにこだわってみるのも、面白いですよ。
③フケが出にくくなった気がする
私は子供の頃からフケがでやすいのが悩みです。
フケに関しては、頭皮の乾燥や洗浄不足など色々と原因があるので、ブラッシングのおかげだけ、とは言えないですが、
シャンプー前にしっかりブラッシングするようになってから、出にくくなったような気がします。
毎日しっかり洗ってるつもりでも、洗いきれていなかったのかしれません。
私の場合、シャンプーや洗髪方法にも気を付けているので、これだけで完全に治まるよ…とは言えないですが、シャンプー前にブラッシングして1日の汚れを落としやすくするのは、効果的だと言えそう。
お悩みの方は、お試しあれ。
なんでも自己流が正しいのか疑う、それが楽に綺麗になれる近道
ちょっとしたことなのですが、1日4~5回ブラッシングをすれば、自然と1日に4~5回、自分の髪の毛にしっかり意識が向くようになりますよね。
そうすると、自分がいかに髪の毛に無頓着だったのか、気がつかされるんです。
ブラッシングがこうやったほうがいいのなら、シャンプーは?ドライヤーは?
なんて色々疑問が湧いてきませんか?
まずは、自分の今生えている髪の毛を大切にする、この気持ちが芽生えれば、
あなたもきっと、
今より髪がよくなるにはどうしたらよいかな?と知りたくなって、好奇心でいっぱいになるはず。
さてここまで読んでくださったあなた。
今日からブラッシングする習慣を取り入れようって思ってもらえたでしょうか?
一気に変えるのは大変だけど、ちょっとの時間だし、簡単だし、きっとサクッとできてしまうでしょう。
私は2人の男の子を子育て中なので、自分のケアに手間をかける時間もお金もあまりありません。
でも、子育てが落ち着いた頃に、鏡で自分をみて、がっかりはしたくない。
だから、自分の日常に無理なく取り入れていけることしていきたいと思い、色々調べているのですが、
美のチャンスって日常生活に転がりまくっているんです。
今回だってそう。
毎日のブラッシング。
だけど、そこをちょっと気遣えば…。
あなたの片手がヘアブラシに手が伸びていることを願います。